未経験可・語学不問の求人の罠〜海外就職の実態を理解しましょう

海外就職の前にちょっと待って!知らないと危険!未経験可・語学力不問の罠〜その理想は砕かれる〜
海外就職の前にちょっと待って!知らないと危険!未経験可・語学力不問の罠〜その理想は砕かれる〜
こんな方へ
  • 海外で現地採用してもらったが、漠然とした不安がある
  • 未経験可」「語学力不問」の求人は怪しいと思っている
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結論:甘い話には裏がある

未経験可」「語学力不問」だけではなく、「楽して稼ぐ」「南国で楽しく仕事」等・・・

甘い言葉で溢れている求人には特に注意が必要です。

今回は「未経験可」「語学力不問」と書かれている海外求人の実態についてご紹介します。

体験談:日本に嫌気が差して海外就職を試みる

おそらくこの記事に辿り着いた方の中には、当時の筆者と似た境遇の方もいらっしゃると思います。

日本でいろんな会社の面接を受け、入社を繰り返す度に、企業の社風に自分が馴染めないことを痛感しました。(今も正直、馴染めていると思っていません。)

同じことを繰り返し、日本の文化自体が自分に合っていないという考えになり、「海外なら何とかなるだろう」という考えが筆者を海外就職に導きました。

未経験可・語学力不問の真の意味とは・・・?

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日本の求人でもお馴染みの「未経験可」は海外でもあります。

ネット上では「未経験可=ブラック企業」と書かれている記事をよく見かけます。

全てがあてはまる公式とは言い切れませんが、中途採用で未経験可の求人は上記にあてはまる可能性が高いです。

しかし、海外就職で未経験よりも気になる点は、高い壁となる語学力です。

にもかかわらず、海外の求人で「未経験」「語学力不問」があるのは、何故だと思いますか?

答えは、外国人を安く雇いたいから。

本来であれば、自国民に働いてもらいたいという気持ちは、どの国も同じなはずです。

現地採用の場合、現地の国民ではなく、あえて外国人を雇用しなければならない理由が必要ですよね?

※一概に海外就職といっても、物価の高い国であれば収入が上がります。

企業側の戦略

最近ではあまりに酷い待遇ですと、内部告発や口コミサイトを介して企業の評判が下がります。

そのため、日本の企業は最低賃金以上の給与を従業員に支払う必要があり、さらに一定の基準を満たすと社会保険の加入が必須となるため、企業側にとっても非常に大きなコストなのです。

そこで、企業は次のように考えます。

「そうだ、物価の安い国日本人を雇用しよう

勿論、これは日本人に限ったことではありません。

前職では、中国、韓国、台湾からもマレーシアに働きに来ている人がたくさんいました。

マレーシアは他の国よりも物価が安いことや、BPO(外注請負)企業を優遇していることから、国が多くの外国人が就業できる環境を整えていました。

未経験可・語学力不問の日本人の仕事とは?

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マレーシアで「未経験」「語学力不問」の求人は「カスタマーサポート」の求人が多いです。

いわゆる「コールセンター」を連想される方もいらっしゃると思いますが、最近ではチャット・メール対応も増えてきたので、総称して「カスタマーサポート」と呼んでいます。

お客様・ユーザーは日本人なので、日本語が流暢に話せる人や日本語での読み書きに問題なければOKです。

語学力不問=日本語しか使わない仕事

現地で幻滅しないために

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未経験且つ語学力不問で海外就職ができることは本当に魅力的だと思いますし、筆者自身も経験できたことを誇りに思います。

しかしながら、現地入りして幻滅する前にある程度のリサーチは必要です。

海外就職でのギャップに耐えられず、数日〜数ヶ月で日本へ帰国した知人を大勢見てきました。

ご自身の人生が豊かになるような、価値ある海外就職が実現できることを祈っています!