「英語が話せないと海外生活は難しいのでは?」と不安に感じる方も多いかもしれません。
しかし、私の経験から言うと、英語が話せなくても海外移住は可能です。
今回は、2019年にマレーシアへ移住した筆者の体験をもとに、その方法とコツをお伝えします。
英語力ゼロでも海外移住するためのコツ
まず、マレーシアは多民族国家であり、公用語はマレー語ですが、英語も広く通じる国です。
私が移住した当初は英語に自信がなく、日常会話すらままならない状態でした。
しかし、マレーシアの人々は非常に親切で、私の拙い英語にも耐え忍んでくれたと思います。
そうした生活を続けていると、次第に「もっと英語を話せるようになりたい」と思うようになるのが人間です。
少しずつ英語力を上達させた方法は次の通りです。
① 翻訳アプリを活用する
② 身振り手振りを活用する
③ 基本的なフレーズを英語で言えるようにする
翻訳アプリを活用する
まずは、「翻訳アプリを活用する」ことです。
今は翻訳アプリが充実しているので、翻訳アプリを使って日常のコミュニケーションは困らなくなりましたね。
これにより、英語が苦手でも、必要な情報を得たり、意思疎通を図ったりすることが可能になります。
ただ、気をつけたい点は、いつまでも翻訳アプリに頼りすぎないようにすることです。
日常で使いそうなフレーズは、覚えるようにしましょう。
身振り手振りを活用する
いわゆるジェスチャーです。
例えば、食事を注文するときには、メニューを指差したり、食べるジェスチャーをしたりして、何が欲しいのかを伝えます。
意外とこの方法は効果的で、大体相手に伝わります。
ただ、国によってはタブーのジェスチャーが存在しますのでご注意ください。
文化や習慣にも注意を払う
海外では、言語だけでなく、文化や習慣の違いにも対応する必要があります。
手の振り方一つで、警察沙汰になりかねません。
私たちは外国人であるという自覚を強く持った上で、現地の文化について学び、尊重する姿勢を持つことが大切です。
基本的なフレーズを英語で言えるようにする
「英語ができない!」と思っている人の大半は、難しく文章を考えすぎているように思います。
挨拶や自己紹介、日常会話でよく使うフレーズを学びましょう。
日常生活でよく使う簡単なフレーズ、例えば「What is it?」(それは何ですか?)や「How can I go there?」(そこにはどうやって行けますか?)など、基本的な表現を覚えることから始めてみると良いですね。
簡単な会話ができるようになると、自信がつき、さらに英語学習へのモチベーションが高まります。
ただくれぐれも、いきなり難しい表現には手を出さないでください。
英語のリスニング力を強化する
英会話において、リスニング力は非常に重要です。
海外で生活するには、さまざまなアクセントやスピードの英語に慣れる必要があります。
リスニング力を鍛える方法は、以下の記事で詳しく解説していますので、ご興味がございましたら御覧ください。
実践的な英会話の機会を増やす
実際に英語を話す機会を増やすことが、上達への近道です。
不安な方は海外移住前にオンライン英会話レッスン等で、実践的な会話の練習ができます。
また現地では、現地の人との交流を積極的に行い、日常生活で英語を使う機会を増やしましょう。
失敗を恐れずにチャレンジする
英会話が完璧でなくても、海外で生活することは可能です。
間違いを恐れずに積極的に英語を使ってみましょう。
失敗は学習の一部であり、実践を通じて自然と上達していきます。
また現地の人は、外国人が英語を話そうとする努力を評価してくれることが多いので、とにかく英語を使っていきましょう。
日記やメモを英語で書く
日常生活で英語を使う習慣をつけるために、日記や買い物リスト、ToDoリストなどを英語で書いてみましょう。
これは、英語の書き方に慣れるとともに、新しい単語や表現を実践的に使う良い機会となります。
英語のニュースや記事を読む
英語のニュースサイトやブログを読むことで、語彙力を向上させることができます。
また現地の情報に触れることで、海外移住や旅行に必要な知識や文化への理解も深まります。
目標を小分けにして達成感を味わう
長期的な目標を設定するのは良いことですが、それを達成するまでに時間がかかるとモチベーションが低下することがあります。
目標を小分けにして、小さな達成感をこまめに味わうことで、モチベーションを持続させましょう。
結論
以上の方法を取り入れることで、英語が話せない状態からでも、海外での生活に必要なコミュニケーションを取ることができるようになります。
この経験を通じて、私が学んだ最も重要なことは、完璧な英語能力がなくても海外で生活し、楽しむことができるということです。
英語はコミュニケーションなので、相手に伝われば良いわけです。
まずは「相手とコミュニケーションをとろう」という姿勢が重要です。
英語に自信がなくても、積極的に挑戦し続ける人が海外での生活を楽しむことができると思います。