大学生の頃、わずか半年でTOEICスコアを400点から800点へと大幅にアップさせることができました。
今回は、特にTOEICリスニングの学習法と英会話の上達法に焦点を当て、私の経験とヒントをまとめました。
TOEICの勉強方法
とにかく「シャドーイング」
一番効果のあった勉強法、それはシャドーイングです。
シャドーイングとは、聞いた英語をそのまま真似して話す練習方法です。
英語が聞き取れない一番の原因は、実は発声練習不足です。
どういうことかというと、例えば英語で映画鑑賞したり、音楽を聴いているだけでは、全く英語は話せるようになりませんね。
つまり、「聞く」だけでは英語を話せるようになりません。
また、自分が発音できない音は聞き取れないと言われています。
シャドーイングで身につけた正しい発音を繰り返し練習したことで、聞き取り能力も同時に鍛えられました。
とても重要なことですが、意外と知らない方が多いです。
最初はそのフレーズを読みながら発声し、だんだん滑らかに言えるようになったら、音だけを聴いて発声します。
音だけを聴いてそのフレーズを言えなかったら、どこでつまづくのかを理解して、何も見ずに音声と同じ発音ができるまで、シャドーイングを繰り返します。
聴いたものを正しい発音で繰り返しアウトプットし続けることこそが、英語上達の鍵となります。
この練習を通じて、私は発音を改善し、自然な英語のリズムを身につけることができました。
また同時に、聞き取り能力も同時に鍛えられました。
いろんな教材を購入し、多くの勉強法に手をつけましたが、確実に英語力が身についたと実感できた方法がシャドーイングでした。
TOEIC対策ならTOEICの公式教材を選ぼう
「いろんな英語教材があるから、どれを選べばいいの!?」と思われると思いますが、資格ごとに対策が異なります。
TOEICならTOEICの公式教材を、覚えるまで何度も繰り返しシャドーイングしてください。
私はこれだけでリスニングの点数が100点台から400点台に跳ね上がりました。
新たに英語の壁に直面
TOEIC800点を超えてはいるものの、あくまでもテストなので実際に会話ができるかというと、そうではありませんでした。
実際にどれくらい英会話ができなかったかというと、都内の地下鉄で道に迷っている外国人観光客に対して、道案内ができず…。
TOEICで高得点を取っていた自信はどこへやら、基本的な会話さえもままならない自分に愕然としました。
この瞬間、私は「テストのスコアが高い人は必ずしも英会話ができるわけではない」という厳しい現実を突きつけられました。
英会話力向上への道
英会話に少し苦手意識を持ったまま、マレーシアでの生活が始まったのですが、英語を話せるようになるべく、次のことを実践しました。
1. 日常会話に挑戦
日常生活の中で積極的に英語を使うようにします。
人は苦手なものを避ける傾向にありますが、そうするといつまでたっても英語は上達しません。
最初は、Google翻訳に頼りっぱなしで良いと思います。
簡単な買い物、レストランでの注文など、小さな会話から始めましょう。
間違えても恥ずかしがらずに、とにかく話すことを心がけました。
合格ラインは、相手に伝わったかどうかです。
例えば、スーパーで「Where is milk?」(牛乳はどこですか?)と店員さんに伝えて、牛乳売り場に連れて行ってもらえたらOKです。
2. シャドーイング
この方法はTOEICのリスニングスコアを上げた際にも非常に効果的でしたが、英会話でも同じです。
教材は英会話用で、音源付きのものであれば何でも良いですが、ご自身のレベルに合ったものが続けやすいですよ。
3. 日常での実践
学んだフレーズを実際に日常生活で使うこと重要です。
例えば、注文に関するフレーズを学んだなら、カフェで注文してみる、というように日常生活の中で英語を使う機会を積極的に作り出しました。
実際に使うことで自然とフレーズが身につき、自信を持って話せるようになりました。
まとめ
TOEIC800点を超えていても、実際の英会話ができないというのは、決して珍しいことではありません。
大切なのは、間違っても良いからとにかく話す、実際に英語を使ってみる勇気を持つこと。
この経験から、言語学習においては、反復と実践が重要であることを学びました。
英語学習は、楽しく続けられるから価値があり、これこそが最終的には英会話力を向上させる鍵だと信じています。