こんにちは、MAHARIです。
私は日本の銀行を退職後、数年間マレーシアに滞在していました。
マレーシア滞在当初は、
“Hello! How are you?”
以外の言葉をかけられるとテンパってしまうほど、語学力に自信がありませんでした。
そんな私が日本を離れた経験によって得たものをお話ししていきます。
日本の良い部分が見えてくる

短期間の海外旅行でも感じると思いますが、長期間日本から出ることで、改めて日本の良さを実感できました。
蛇口を捻れば安全で美味しい水が飲める
日本のように水道水を直で飲める国はそうそうありません。
マレーシアの場合、日によって茶色や黄色の水道水が出ることもあるので、インフラの安定供給は日本がダントツ。
安心安全で美味しい食事を提供してくれる
海外だから不衛生というわけではないですし、綺麗な飲食店もたくさんありますが、日本のように全国的に衛生的で安心して食事のできる国は少ないように思います。
定刻通りに交通機関が動いている
マレーシアの場合、KTM以外の電車は定刻通りに来てくれますが、バスは時刻表がないため、バス停に人がいたら乗る、くらいであまり期待していませんでした。
日本の交通機関は本当に優秀。
多様性を受け入れられるようになる

日本人同士でさえ価値観や生活環境が違うわけですから、海外に出向けば文化や宗教、さらにはタブー、「違い」を挙げたらキリがありません。
「多様性を受け入れられること」とは「相手が自分と違っても目くじらを立てない」ということだと私は解釈しています。
相手のミスや欠点にイライラしなくなる
例えば、日本では遅刻は厳禁と子どもの時から教えれますが、時間をそこまで重要視していない国もあります。
相手を許容することで周りがミスをしたり、時間に遅れてきたりしてもイライラすることが減りました。
(本当はダメですが)業務時間中にスマホゲームをしながら、ユーザーの電話対応しているのを見かけた時、怒るどころか「めちゃめちゃ器用だなー!」と思わず感心してしまいました。
程よい「いい加減さ」が身に付いた
決して悪い意味ではなく、完璧主義から遠ざかることができるという意味。
完璧主義だとストレスが溜まり、自分が疲れてしまって良いことはないです。
筆者自身も全てにおいて完璧でないと気が済まないタイプだったのですが、「いい加減さ」を身につけたことで気持ちが楽になりました。
英語を話すことへの自信

筆者としては一番の恩恵だと思っていますが、語学力の向上に重要な「自信」が身につきました。
具体的には「間違えてもいいからとにかく話す」ワザを習得できたんです。
「いやいや、間違ってたらダメでしょ」と思われると思うのですが、上でも触れた通り、そう考える方は「完璧に」話そうとするからです。
英語の先生やネイティブスピーカーの方々には申し訳ないのですが、言葉って「伝わってなんぼ」なんです。
文法がぐちゃぐちゃだとしても、相手に自分の言いたいことが伝われば良いんです。
マレーシアでいろんな国籍の人と出会ったことで、何度も聞き返されても相手に理解してもらえるように話し方や使う単語を変えてみるといった工夫ができるようになりました。
結果として、英語でたくさんのコミュニケーションが取れるようになったと実感しています。
まとめ:井の中の蛙からの脱却→人生の経験値を上げる
日本に住み続けていると、日本で生まれたこと、日本で生活できていることの有り難みが非常に薄くなるのは致し方ありません。
少しでも人生を変えてみたい方は、長めの海外旅行をしてみてはいかがでしょうか?